伐根と牡丹。

 

 

 

今日は毎年剪定をさせて頂いているお客さんのお庭にあるクロガネモチの伐根。

 

 

剪定に伺った時にいつもお話を伺うご主人ご自慢のクロガネモチ。

接ぎ木してある木で、購入時は40万円もしたというご主人ご自慢のクロガネモチ。。

でも、毎日お庭で花の手入れをしている奥様からするとよく伸びる枝も落ちる葉っぱも何かと邪魔で嫌みたい。とよくそんな話を聞いていた。電話で伐根のお話を頂いた時はすぐに終わるだろうと思っていた。何なら午後から違う予定を入れようかと思っていた程。だけど作業を始めてすぐ時間がかかりそうだと気付いた。。。このクロガネモチは接ぎ木だという事、それと元々がかなり深く植えてあったのもあって、60㎝以上は掘ったと思う。なかなか大変だった。だけど実際の根の張り方などをみるのがとても面白くて、伐根作業でしか知れない事が色々とあってとても楽しい作業だった。このままでは重たくて持てなかったので、チェンソーで半分くらいにして運んだ。それでも重たかったけど。久しぶりで腕がプルプルした。

 

 

 

 

10年以上振り?急に牡丹の花が咲いたとおっしゃった。

昔は牡丹がたくさんあったんだって。広がり過ぎたので全部なくしちゃったのが10年以上前。それが今年になって一輪だけ急に出てきたみたい。これもマダムからよく聞くお話。たった一輪だけなのにスゴイ存在感。そして気品のある事。

種の状態でずっと土の中で出てくるタイミングを待っていたのかな。動物みたいな脳を持たないし誰も教えていないのに。植物って本当に賢いね。素晴らしいと思う。

 

そして奥さん大喜び。仕事に伺った庭師も大喜び。