よく分からない一週間。

たった3日間程のことだったと思うけど、ずっと降っていた様な気がする一週間

だった。折角晴れた今日もうまく予定を立てる事ができず、

あっちへこっちへ移動の多い、まとまりのない、  なんだかなー 

って感じで終わってしまった今週なのだった。

 

 

 

 

 

そんな今週もチラシを見てお電話下さったお宅へお見積り。

 

やっぱり最近チラシ効果がとてもいい。

 

といっても見てすぐお電話下さったのではなくて、

 

 

「金田さんに電話をしよう」

 

 

と思っていたら今になってしまいました(笑)とおっしゃっていた。

 

ポスティングさせて頂いた同じチラシをなんと3枚も残して下さっていた。

 

 

そして文面も褒めて頂いた。

 

 

 

こんなことはあまりないかも。

 

 

 

モミジを含めた大きな木々を割と強いめに切る事になるので、剪定作業自体は

涼しくなってからの方がいいとお伝えすると、快諾して下さって、

10月後半以降に伺う事になった。

 

 

 

 

よろしくお願いしまーす。

 

 

 

 

忘れられない苦い経験。

宇治市内で剪定と除草のお仕事。

 

 

 

今年からのお客様。

つい先日、自分が近くで剪定作業をしている様子を見て、お声を掛けて下さったのが

ご縁でお仕事をさせて頂く事に繋がった。

 

有り難い。

 

このお宅の庭木は全体的に元気がなく少し弱って見える。

お客さんもそれが気になって心配なさっている様子だった。

 

少し前からの樹木と庭の様子などの話をお聞きして、今の樹木の様子について

自分の見た感想と考えを話させて頂いた。

 

 

 

 

 

多くの場合、ご希望の大きさや仕上がりの雰囲気だけでなく

お客さんとできるだけ色々なお話をする事を心掛けている。

 

我々は少しでも相手の方を理解をする努力が必要だと思っている。

 

 

庭にある木はただの木にあらず。

全てのヒントはお客様との会話にあると思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、まだ自分が勤めていた時の苦い経験が大きく影響しているのだと思う。

 

 

年末に、大きな松のあるお宅に剪定に行った時の話。

門被りの大きな黒松は社長達が登っていたので、自分は裏庭で作業していた。

キンモクセイや馬酔木、ドウダンツツジ、など他にも色々植わってた。

その中で、建物寄りに袖壁の様な形でラティスの様なものが1枚あって、

そこに枯れたツルが巻き付いていた。

剪定と同時にラティスに巻き付いたツルも綺麗に取り除いた。

 

休憩時間、皆で休憩している所に女将さんがいらして、

「テッセンを切ったのは誰や?」とおっしゃった。

 

その時の自分はテッセンが何なのかをまだ知らなかった。

なのでその女将さんの言葉でも、よく分からなかった。

女将さんに続いてみんなでその場所に見に行った。

 

 

 

 

「 ここにあったはずのテッセンがなくなっている。誰が切ったんや?」

 

現場の空気が一気に緊張する。

 

あ、ラティスに巻き付いていたツルだ。。。。

 

 

 

 

 

 

「自分が切りました。」

 

 

 

 「このテッセンはなぁ、おばあさんがまだ生きたはった時に大切にしたはった

 のを親戚から分けて貰ってきたんや」

 

 

「....」   

 

もはや金メダルを取った時の北島康介である。

 

 

 

 

 

「あんたも植木屋さんならもっと勉強しなはれやっっ!!」

と、物っ凄い剣幕で女将さんからお叱りを受けた。

 

 

 

 

 

 

 当時の先輩に教えて貰ったのだが、幸い、春になったら新芽がでてきたそうです。

 

よかったーーーー。

 

 

 

 

 

 

でもそれ以降、このお宅は自分は出入り禁止となった。

 

 

 

 

 

この言葉、この場面が今でも頭から離れない。

書いてる今でも動悸がしてくる。

 

 

 

 

 

 

庭にある木はただの木にあらず。なのだ。

 

ずっとずっと見てきた庭木には、そのご家族にしか分からない想いがある。

 

 愛情がある。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずは樹木が弱る要因と考えられる事を排除して、

「庭木達の樹勢が回復できる環境を作りましょう」 

っていう感じでお庭を管理させて頂く事になった。

なので剪定というよりも殺菌を定期的にしたり消毒をしたりっていう作業が

今年は メインになりそう。

 

 

うちのハナミズキが咲かない、とおっしゃる方は結構多い。

 

ここのお宅にもあるハナミズキは、今まで色々な困難があったと話されていた。

この子はそれを乗り越えてきたから何とかしてあげたい。。。

 

 

 お客様の切なる思いがここにある。

 

 

 

 

庭にある木はただの木にあらず、なのだ。

 

 

 

自分にとってはチャンス。

毎年手入れをさせて頂いているお客様の庭木を剪定したり、

初めてのお客様のお庭を剪定をしたり、

ちょっとした植栽のお仕事を頂いたり、板石を張ったり。

 

 

昨日までの数日間は、ボーボーに伸びた庭木の剪定や除草、そして客土搬入と植栽。

 

 

バリエーションに富んで面白い日々。

 

 

 

 

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町屋の路地で板石を張っていると梅雨なのに降る突然の夕立。

 

まだ6月だって事を忘れてしまう。

 

 

 

 

それと、ここの所チラシの効果がすこぶるいいみたい。

 

あと、作業中にお向かいの方から「あとでウチのも見に来て~」からのお仕事もある。

 

 

有り難い。

 

 

声を掛けて頂いたそのほとんどが、実際のお仕事に繋がっている。

 

 

それもまた有り難い。

 

 

 

 

 

先日も宇治市内での作業中に、ご近所の方に声を掛けて頂いた。

 

作業が終わってからお話を聞きに伺うと、

今入っている植木屋さんがこっちの話を全然聞いてくれなくて、酷い切り方をするから

大切にしていた植木が枯れてしまった。。。  

植木屋さんを変えようかと思っている。とおっしゃっていた。

 

 

「なるほど、それは酷いですねー。」ってね。

 

技術は置いといて。その植木屋さん、サービス業の自覚はあるのかな?

 

お客様のお話を聞く。ご相談に乗る。当たり前の事だと思うけど?

 

 

まぁ、自分的にはチャンスでしかないので有り難いけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリーブゾウムシの被害。

「 金田くんが植えてくれた木が枯れてきたらしいから一度見て欲しい 」

 

工務店の社長さんから電話ががあった。

 

 

 

 

2~3年ほど前に植えさせて頂いたオリーブの木

 

 

都会的というか、すらっとしていて、とてもキレイな樹形だった。

 

 

自分が植えた木は全て覚えているので、

ロケーション、木の大きさ、樹形、植わっている方角、個性、などがすぐに頭に

浮かんだ。

 

 

植えさせて頂いた年は、「水切れに注意してください」と申し上げたけど

やや水切れ感が否めなかったけど、その後はそれなりに元気にしていた様に

思っていたけど。。。

 

 

 

今朝、現場に行く前に立ち寄ってみた。

 

 

 

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一見そこまで被害にあってそうにない様に見えるけど、幹が細いから割とひどい。

 

虫も生きる為に当たり前の事をしている訳だし、自然現象なんだけど、、、

ここまでやられるのを見ると可哀そうになってくる。

 

 

 

今回は「見て欲しいだけ」みたいなので、今後の処置はお客様がなさるみたい。

 

 

 

 

 

 

元気になればいいね。

 

 

 

 

麗しの大原。

 

先日、左京区にある大原にお住まいのお客さんの所へ草刈に行ってきた。

 

敷地が広いので周りのみなさんに助けて貰って3人掛かりでの除草作業。

 

 

去年秋に設計士さんのお仕事で、植栽のお仕事をさせて頂いたのがご縁で知り合えたお客様。

 

 

 

 

自分の住む宇治市とは環境が全然違うので気候も全然違う。

 

何回訪れても湿度と気温のバランスがとても気持ちのいい所。

 

プラス、お客様宅は高い所にあるので景色も素晴らしい。

 

 

 

みなさんリラックスして気持ちよく仕事をしていた様に感じる(笑)

 

 

去年植えさせて頂いた木々たちも元気そうで、自分のチョイスで植えさせて頂いた5m近いイロハモミジも元気に芽を出していた。

 

 

 

帰り道、カミさんのリクエストで近くにあるポン酢屋さんでポン酢を買って帰った。

ここのポン酢はめちゃくちゃ美味しい!

ここを教えて貰ってからポン酢はずっとここで買ってる。

だからみんなポン酢大好き。

 

 

自然が豊かと食べ物が美味しい はイコールだと思うね。

 

 

 

年2回除草をするお話を頂いているので、次は10月ごろ伺うのだと思う。

10月の大原もきっと素晴らしいと思う。

 

感謝。

憂鬱になる雨。

梅雨らしい天気が続く。

 

 

去年は全く梅雨らしい梅雨じゃなかったし、今年も梅雨入りといいながら最初の数日

だけで夏日が続いていたので、、、降ったり止んだり、グズグズしたり、

鬱陶しい天気だなー  と思っていたら、、、そういえば梅雨だった。www

 

 

 

今日は京都市内で工務店のお仕事。

 

自分の予定的に、工期内で行けるのは今日と土曜日しか行ける日程がなかったので

朝の雨にはかなり憂鬱な気持ちになった。

 

 

なぜなら玄関回りのモルタル仕事だから。

 

玄関内の仕事も少しはあるが、大方は外なのでやっぱり濡れるし、雨がきつすぎる

モルタル仕事はできない。。。

 

今日できなければ土曜日と日曜日にやるしかないかー。

なんて半ば諦めながら現場に着いて、ダラダラと用意をしてる時に閃いた。

 

 

「そうだ、テントを張ろう。」

 

 

作業する場所に雨が当たらない様に、雨の水が流れてこない様にブルーシートで

テントを張った。

 

 

即席にしてはかなり上出来。

 

これで仕事ができる。

 

 

 

 

午後からは小康状態になったけど、テントを張ったおかげで作業が捗り、今日

しなければならない事はとりあえずできた。

 

 

よかったーーーー。

 

 

帰り道、大手の造園会社や脚立を積んでいる名前の入っていない軽トラと何回も

すれ違った。

 

みなさんこの天気の中大変だったでしょうね。

本当にそう思う。

 

 

 

とりあえず、今日するべき事ができてよかった!(しつこい)

 

 

松の様子がおかしい。

と、毎年年末に松の剪定に伺っているお客さんから電話があった。

 

松は急がないと手遅れになってしまう事もあるので、とりあえず様子を見とかないと。

その日は偶然宇治市内でお仕事だったのでその日に伺った。

 

 

 

この枝がその松。

 

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現場で目を凝らしても正確な判断ができそうにないので持ち帰って調べてみた。

 

 

 

 

松の葉がよく似た感じになる病気の心当たりは幾つかある。

 

パッと見肉眼では分かりにくい所だけど、

 

 

 

 

 

霜焼けかな。

 

 

 

 

とりあえず病気でなくてよかった。

 

 

ここの奥さんと出会ったのは2年前。

毎年年末になると植木屋さんを手配していたご主人が急に他界され、

ご主人がしていた様にこれからは私が松を管理しなければと、傷心中にもかかわらず

奥さんが自分を探して下さり、素敵なご縁を頂いた。

 

 

 

「病気ではないと思います。霜焼けだと思います。」と伝えると、

 

「主人に続いて、主人が大切にしていたこの木もいなくなってしまうのかと思った」

 

とおっしゃっていた。

 

 

 

 

 

 

庭木って、どんな木でもただの木じゃない。代わりの木はない。

 

 

という所がこのお仕事ならではじゃないかな、と感じる。