全くもってお庭に関係のない話。

ずっと前にサヴァン症候群の子供と接する両親を描いた

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」というとても興味深い映画があった。

リリー・フランキー福山雅治が主演の映画「そして父になる」も考えさせられた。

だけど現実味がない分、どこかぼんやりと観てたんだと思う。

それがいざ自分に子供ができると、それなりの考えをもっていなければならないし、

ヒーローものや戦隊ものの話じゃないから、いつ自分達が映画の主人公と同じ状況になるかなんてわからない。

それはない。あれは映画の中だけの話で自分達には関係ない話だ、という保証はない。

 

そういう事を深く考える様になったのはやっぱり娘ができてからかなー。

愛くるしいお嬢ちゃんはとてつもない早さで日々成長していらっしゃる。

自分たちが平凡な日常を与えてしまっている事によって彼女の成長を足踏みさせている様な感じにさえ思えてしまう。

 

自分達には個々に解決しなければならない問題があったり、自分達共通の解決しなければならない問題もある。加えて毎日お仕事もあるし、日常の事もある。

そこにお嬢ちゃんが加わってくる。

どれも並行して解決しなければならない。

自分や自分達のかかえる問題と同じく、彼女の時間も待ってはくれない。

肩に力が入っている訳じゃないけど、これ程に時間を意識したことが今まであるかな?

いい事も悪い事も吸収してしまう。

吸収が早いという事はこういう事なのか。

 

 

「子供が欲しい」だけでは無責任すぎる。

抜けきっていないというか親になる覚悟ができていないというか。

昔と比べると人間的に未成熟な大人が多い気がする。

子供が子供を産んだ様なもの。と、よく聞いた記憶がある。

 

 

話はズレるけど、昔自分たちが遊んでいた頃は車の運転が上手な人が多かった。

高いけどカッコいい車が欲しい!

その為に他の事は少々犠牲にしてでも一生懸命お金を貯めて念願の車を買った。

身の丈に合わない車を無理して買ったからいつもお金がない。

それでも車を走らせて自分の車を見せびらかしたかった。

なけなしのお金をはたいてレギュラー1000円分とか3000円分とか、小刻みに給油していた。(懐かしいなーー)1000円分なんて、ガソリンメーターの目盛りが本当にちびっとしか上がらない。3000円分は割かし贅沢をした気分になった。

 

頑張って貯めたお金で買った唯一無二の車で、カッコ悪い走り方なんて絶対にできない。山へ街へ、お金もないのに色んな所へ車を走らせて腕を磨いたもんだ。

 

仕事にしてもそう。

やる以上はカッコ悪い事したくないからみんな精一杯努力した。

 

今はどう?

世の中のオッサンみたいだけど(事実オッサン)、昔と違ってそこまで頑張らなくても簡単にローンが通るから、想いというか重さが違う。

仕事だってそう。休憩時間も惜しんで何かを学ぼうとしてたのに、今や通勤時間も休憩時間もお昼休みもずっとスマホを見ている。スマホで勉強をしているのかも知れないし

今からの仕事の情報収集をしているのかも知れないから一括りにはできないけど。

客観的に見ていると向上心が薄いというか、そこそこの、40~60点位の平均点を取れば満足している人が多い様に感じる。

やればもっといけるかもしれないのに。

貪欲じゃないのかな。

今時の人は涼しい顔してサラッとすごい事をやってのけてるのかな。

 

 

親としての自覚と覚悟が足りない。

 

こういうことが子育てにも共通して、勘違いしている親御さんが多い気が。

子供は親のアクセサリーではないし、おもちゃでもない。

親であっても口を出していい事と悪い事がある。

子供は親の所有物ではない。

その子にはその子の人生を楽しんで生きる権利がある。

 

 

くどいなーーー(笑)

 

 

 

 

おわり