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今日は向日市で剪定のお仕事。
ここのお宅にある松が多分今年最後の松になるので、
そのつもりでいつも通りに葉むしりをさせて頂いた。(まだ少し早いけど)
今年切った所から来年どんな形で芽が吹くのか。
次の年を想像して樹形を作ったが、実際どうなっているのか。
どんな枝が出てどんな樹形になっているのか。
どうなっているのかは1年後しか分からないし、1年後を見るしかない。
前に勤めていた所で「今年登った木は来年もお前が登れよ」と言われたもんだ。
その木の切り方などを教えてもらっても、樹勢も癖も一本一本違う。
1年後に同じ木に登って去年の自分の切り方を見る。枝の出方を見る。
そこで学習。そこからのフィードバック。それしかない。
そして修正。それがどう出るか分かるのはまた1年後。
その繰り返し。とても時間のかかる話。
鋏を入れる場所や切り方にその人の「癖」みたいな物がでるから、
自分以外の人が切った木はすぐに分かる。
当然作り方にも「個性」が出るから切る人によって違う木になる。
なんて事を考えながら葉むしりをしていた。
植木屋さんは楽しい。