苔庭
昨日、写真がうまく載せれなくてイライラして嫌になって諦めて寝た。
昭和的かも知れないけど、こうゆう時は諦めて出直すのも一つ。
で、今日再び挑戦すると、理由は分からないがうまくいった。 どうゆうこっちゃ?
昨日は町屋のお庭の手入れをさせて頂いた。
ここのお宅は改築したり手直ししたりで築80年になるらしい。
数寄屋門をくぐると建物に行くまでに苔庭があり
家の中を通り抜けた奥に裏庭がある。
ゆとりのあるとても贅沢な空間。
剪定をしている途中、雹が降ってきてすぐに上がったが、
それから北風が吹きだして急に寒くなった。
足袋の下からあがってきて体の芯まで冷えてくる、例のアレ。
濡れた景石は艶が出て本来の表情を見せ、苔は苔らしく生き生きと青々として、
より色彩がはっきりとしてとーっても綺麗。
上手く言うと自然が生む奇跡の瞬間。
モミジの葉が濡れてべチャっとしたのが少し残念かなー
色々な条件が複合的に重ならないと見れない景色。
お金を頂いた上にこんな経験ができる仕事って他にどれだけある?
視野が狭くなって目の前の事に一杯一杯になっていてはダメ。
心で感じながら仕事をしていないと感じるモノも感じれないと思う。
常に心掛けながら毎日を過ごしてるつもり。
仕事であって仕事ではない?