点と点。
今日は半日程度宇治市内でお仕事。
その後少しチラシを配る。
来週シンボルツリーを植えさせて頂くお宅へ、夕方下見に行く。
不意に時間ができたので、それまで時間を潰そうかと図書館に行くと
同じ建物内にある宇治市歴史資料館??で合ってる??で、
「宇治の水害の記憶?記録?展」みたいなもの
(あやふやにも程がある…)を開催していたので立ち寄った。
昭和28年の8月に南山城地域で記録的豪雨による土砂災害があって、
その約1ヵ月後の9月25日に来た台風の影響で
宇治川の水位が上がり、氾濫したと資料に書いてあった。
この辺りではとてもひどい年だったみたいだ。
そこで思い出したのが、ずーっと昔、まだ建築の仕事をしていた時に
井手町で新築の高基礎の施工を担当した事がある。
その基礎の高さ、なんとGL+1450mm!!
(10年以上経つのに覚えているっていう程、衝撃的な高さだった)
因みに、GLというのはグランドラインの事で、
仕上がりの地面の高さ、になります。(=外構の高さ、ではない)
高基礎が必要なロケーションでもないのになぜ!?と、
不思議に思いながら工事を進めている途中でお施主さんから聞いたのが、
ずっと昔に水害があって、この辺り一面水浸しになったという事。
決して低い場所に建っている訳でもない母屋も
水害の被害を受けたらしい。その記憶があるから、
「 大きな水害が来ても家を守れる様に基礎を高くした 」と聞いた。
あー、あの時のお施主さんの言ってた水害とはこの事なのか…
10年以上経った今日、こんな場所で点と点がまた一つ繋がった。
今までの様々な事が積み重らないと、今日この事実を知る事はなかった。
人生ってどこで何が繋がるか分からないねー
なんてまったりした感じで明日はお休みに。