あきぞら第2段。
上手くもなんともない普通の写真だけど。
1日中ずっと松の葉をむしっていて、ふと空を見上げると
ほら、空があんなに遠い。
わかる、わかるよ。
例えどんなに忙しくてどんなに大変でも、
空を見上げる余裕すら心からなくなってしまったらおしまい。
忙しいとか忙しくないとかじゃなく、心の持ち方の問題なんだ。
まだ若い時のはなし
桜の季節のころ、年配の方を車に乗せていて現場の移動をしている時
その人が「折角やしここを右折してあの桜並木の道を通って行こー」
とおっしゃった。
次を急いでいる自分は、「そんな寄り道してる時間ないです。」と返すと
「お前にとっての仕事とはなんや?」
「こんなことも楽しめへん様な仕事なんて辞めてしまえ」
と失笑しながら言われたのを鮮明に覚えている。
桜に興味があるとかないとかの話ではない。
まさにその通りである。
真夏のもこもこした積乱雲も、いかにも夏らしくて大好きだし
夕立が降る直前の、まるでこれから良くない事が起こりそうな空も
ドキドキして大好きだ。
秋空は穏やかで本当に気持ちがいい。
明日も明後日も松の剪定と葉むしり。