苔が美しい。

先日伺っていた一乗寺にあるお庭。

 

 

いい天気だけど比叡山からの冷たい風が一日中吹いていた。晴れていてもヒンヤリする。さすが比叡山の麓。この湿度がこの場所の美しい苔を育てているのだ。環境とはとても素晴らしいと感じる。

近くには「雲母」の文字をよく見る。もう少し先に進めば雲母坂という参道の登り口がある。幾つかかる登り口の中でも、雲母坂は坂がキツいので有名だ。昔は時間があると一人でよく登ったんだけど、もう長い事来てないなー。

この参道の先に天台宗総本山の延暦寺がある。本堂での説法で「油断」の由来を聞いた事がある。

 

ここにある本堂にある法灯は最澄が居た頃から1200年以上絶やした事がないそう。灯を消さないに様油を足し続けており、油を絶やすな という意味から 油断するな となった、と聞いた。話が面白かったのと、この説法をしている方が場慣れし過ぎていてまるで有名人のトークショーの様な雰囲気だったのを思い出す。

あの時のお坊さん、今も元気かな。