一週間は6日。

12月に入り、有り難い事に、毎日剪定のお仕事。

この前の日曜日は珍しく仕事をした。

 

毎年この時期になると思い出す。

前に勤めていた所は11月に入ると休みはほぼ無くなり、

12月はまるで当たり前の様に休みはない。

12月の出面は、31/31日出勤が常だった。

晦日まで現場に出て普通に作業をしていた。

それでも給料は他の月と一緒。

これっておかしくない!?

 

忙しいのは分かるけど、ケジメのないダラダラとした仕事のスタンスが

嫌いだったので、自分はキチンと休みを取る様にしている。

 

仕事をする時は仕事をする。休む時は休む。

ケジメは大事。

 

例え話でよく言われるのが、これからの時期がまさにそうだけど、

仲間内や知り合いの人との飲み会に遅れて来る人の話。

 

大切な取引先との打ち合わせにも遅れて行くのか??

大事な人にお食事に誘って頂いた時も遅刻していくのか??

違うやろ?

じゃ、なぜ遅れて来るの?という話。

 

それと一緒。

もちろんお仕事が忙しい時もある。

それは結構な事だし、とても有難い事だ。

しかし、

一週間は7日ある、と思うから7日仕事をしてしまうのである。

一週間は6日しかない、と考えれば6日なりの予定を考えるのである。

どれだけ頑張っても一週間は8日にはならないではないか。

それと一緒の事である。

 

 

f:id:niwashikanedaya:20191203225430j:plain

苔の生え方がすごい。

バツグンに苔が生えやすい環境なんだと思う。

色々な松。

今日は、というか

今週はずっと久御山町で剪定のお仕事。

先週から?よく分からないけど、ほぼ毎日松の剪定をしている。

 

もう12月になるというのにまだ蚊が飛んでいる。

今年はまだ暖かいけど、それでも確実にお正月が近づいてるという事を

感じさせてくれる。

 

登ったらお屋敷の二階の窓と同じ大きさのもあれば、

小ぶりながらも門かぶりの松もある。

見上げなくてもいい目線の先にある大きさの松もある。

一軒のお宅に3本も植わっている所もある。

大きさ形は違えど、本当に色々な松がある。

毎日剪定していても面白い。

 

 

 

御香宮神社の境内にある能舞台の後ろに描いてある松。

松とは、「神を祀る」や「神を待つ」といった言葉が転じたものである

とも言われている。

f:id:niwashikanedaya:20191127214254j:plain

 

 

因みに明日も久御山町で剪定のお仕事。

お客さんとの感覚のギャップ。

久御山町でのお宅で剪定のお仕事。

 

前まで他の植木屋さんがお庭の手入れに入られていたみたい。

今年から手入れをさせて頂く事になった。

言ってみれば選手交代。

 

前の植木屋さんに不満を持たれていたかどうかは知らないけど、

作業に入る前のお客さんとのお話の中で強くおっしゃっていたのは、

 

とにかく「サッパリして欲しい」

 

 

 

じゃ、サッパリして欲しいとは何なのか?

 

多くの植木屋さんは、

枝ぶりや庭木のそれぞれのバランスを考えて剪定している、と思う。

植木屋さんもお客さんも、どこでもいつもよく言われるのは、

去年と同じくらい。いつもと同じ様にお願いします。という言葉。

そこに両者の感覚のズレがあると思うのだ。

 

毎年同じ様に剪定をしているつもりでも、枝先だけでなく幹も根も

全てが成長して毎年大きくなっている。

毎年同じ様に剪定しているつもりでも、実質は大きくなっているのだ。

大きくなってしまっているのだ。

そして庭木の全てが大きくなり過ぎて、

お客さんに鬱陶しく感じさせてしまっているのかも知れない。

お客さんと自分達のその感覚のギャップを理解しなければならない。

 

 

    一枚の葉にとらわれては木は見えない

    一本の木にとらわれては森は見えない

    どこにも気を留めずに見る

    

 

 

奥様が一番よく言われる、「もー、知らん間に大きくなってー」

が、これじゃないかな。

 

例えば植えたばかりの生垣や目隠しにする為の木の様に、

大きくする事を望んでらっしゃるならそうすべきだが、多くのお庭は

大きさが限られているから、庭木は努めて小さくしなければならない。

いつもと一緒。去年と一緒。は、実質大きくしてしまっている。

その意識を以てしていい位なのだ。

 

もちろん、切ってサッパリすれば何でもいい訳ではない。

 

 

お庭は植木屋さんの表現と自己満足の場ではない。

お庭のオーナーはお客さんであって、

自分達はお庭の管理をさせて頂いているに過ぎない。

 

オーナーの意向を理解し、技術と知識を使って植木の手入れをする。

ただこれだけの事だ。

 

お客さんであるオーナーの意向を無視して、

植木屋さんが切ってくれない、なんてもってのほかだ。

 

 

 

めっちゃまじめなお話。

結果オーライ。

昨日は娘と遊びに出ていて、今日はお仕事。

 

予報では天気が微妙だったみたいだけど、雨が降らなくてよかった。

 

当たり前だが、降ったら降るし、降らなければ降らない。

予報はあくまで予報でしかないので、気にしすぎても仕方がない。

 

午前はキンモクセイの生垣の刈込みと枝抜き。

午後からは松の葉むしり。

 

どちらもさせて頂くのは初めて。

下見とお見積りに伺った時におおよその作業に掛かる時間も読む。

どういう仕上げにするのか。なにを求めるのか。

鋏で抜くのか、両手鋏で刈り込むのか、バリカンを使うのか、

それによって時間は全く違ってくる。

 

松であれば、鋏透かしなのか、葉むしりなのか。

 

一度二度触っていればリアルな所要時間が分かるのだが、

初めての木は本当にいざやってみないと分からない。

 

これが植木屋さんの難しい所なんじゃないのかな。

 

お客さんの要望としては、知らない間に大きくなり過ぎた生垣を

一回り以上小さくしたいという事なので、来年以降の事を考えて

鋏で抜いて透かしつつ、ある程度刈り込んで形を整える事にした。

という事は、それなりに結構時間がかかる。

 

なのに感覚で午前の後に午後もスケジュールを入れちゃった。

「もし午前中に終わらなかったらどうしよう??」

午前中のお仕事の間はずっとドキドキしていた。(笑)

休憩ナシはダメだと分かっているけど、もちろん休憩なんてしない。

 

まぁ結果オーライなんだけど。

 

 

 

 

 

 

チャドクガ盛りだくさん。

去年から手入れをさせて頂いている向日町市にあるお客さんの所へ

今年も伺わせて頂く。

先週もそうだけど、有り難い事に向日町市はお客さんが何軒かある。

 

 

お庭の中に大小合わせて山茶花が4本ある。

どの山茶花も葉っぱがキレイになくなっている!

どれもチャドクガに食べられてボロボロのスカスカ。

まだ透かしていないのにキレイすぎる位透けている。

今年は多いと言うがまさかここまで多いとは…。

 

 

よく見ると抜け殻がまだ枝にたくさん付いている。

今年は何度体がボロボロになった事か。

恐ろしや…

 

切った枝はまるで丁寧かつ慎重に取り扱う。

 

まるで爆発物。

 

そう、それ位丁寧に取り扱わないと被害が出る。

しかも被害者は自分という…

でも最後にブロワーを吹くから避けられないなー。

 

 

 

チャドクガの毒毛で痒くなるのも、彼らの自己防衛の手段なんだろうな。

けど、、、誰に??

敵の設定は何の生き物??

やっぱり人間なのかな。

 

あんなに小さいのに生き残る為の努力をしている。

 

違うか。

自分達が小さいくて弱いのを知っているから、だな。

でもすごいな。感心するな。

ほとんどの人はあの痒さがたまらない、と苦手。

なのでチャドクガ(ホウジョウとも言う)は、割と有名。(笑)

 

名前も知らない毛虫が多いのにやるじゃないか。

攻撃?防衛?が効果的に相手に効いている。

 

でも被害のない成虫になると誰も名前を知らないwww

 

 

 

 

 

明日も伺う。

 

先進の草払い機。

今日はお客さんが経営されている会社ガレージの除草。

 

 

今日の為に準備をしてきた事がある。

 

 

 

バッテリーで動く草払い機の導入である。(大袈裟)

 

エンジン音がうるさいのとエンジンが熱くて嫌いだから、買うのも

持つのも嫌で、草払い機を持たずに今までその場しのぎでなんとか

やり過ごしてきた除草のお仕事。

 

除草だけのお仕事が幾つか決まったので、これはもう買うしかないと。

買うならいい機械が欲しいと、しばらく探していた。

自分の使い方とこの先の事を考えると、そもそも嫌いなのとは別に、

エンジン式の草払い機に疑問を感じていて、バッテリーで動く

タイプの物に興味を持っていた。

 

今までエンジン式だったあらゆる機械が、急速にバッテリー式に

変わりつつある。草払い機もその一つだと思う。

 

 

気になっていたのはパワーと使用時間の長さ。

 

いつも機械物を買っているお店の社長に、「草払い機を探している」

というと、進められたのがマキタのバッテリーで動く草払い機。

現物を触って説明を聞いて、買うならこの機械以外にない、と思った。

 

 

今日がそのデビューの日(笑)

 

土曜日の住宅街の朝8:30は自分達現場の人間が思っているより静か。

とても静かなのだ。

仕事とは言え、そんな中で機械のエンジンを掛けるのは少し気がひける。

モーターで動く草払い機はとても静か。プリウスみたいだ。

ボタン一つで動いてくれるし、十分にパワーもある。

バッテリーを充電する場所がないから、バッテリーを余分に持ってきた

けど、1つで全然最後まで仕事を終わらす事ができた。

 

素晴らしい!

悩んで買ってよかった。

 

お昼からは数日前にお電話頂いていた方の所へお見積りに。

松一本だけの剪定。

来週の日曜日に剪定させて頂く事になった。

 

有り難い。

 

 

その後は少しチラシ配り。

 

天気が良すぎて気持ち良すぎ。

散歩?散策?徘徊??

なにはともあれ、チラシ配りは楽しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

手箒。

昨日今日と、向日町市にあるお宅へ剪定のお仕事。

 

ここの奥さんは80歳を超えるご高齢なのだが、華道の家元の先生で、

茶道も嗜まれている。

今でも月に何回かお華の教室を開かれているというスゴイ方。

生徒さんが集まった時は遅くまでみなさんで楽しく過ごしているらしく

解散したら10時を回っている時もあるそうな。

なんて元気っ!!

 

自分なんてたいていその時間には寝ているし、昔はお酒が入ったら遅く

まで起きている事が出来たけど今はその逆で、お酒が入って話が盛り

上がった後に待ち構えていたかの様に睡魔がやってくる…。

 

 

クリスマスローズが広がり過ぎたので根っこごと引っこ抜いたら

10数年前まで生えていて知らない間に姿を消した藤袴が生えてきた!

と奥様は大喜びだった。

地下茎で爆発的に増え広がるみたいだけど、

こうして見ると控えめで美しい。

 

f:id:niwashikanedaya:20191115221909j:plain

 

 

 

帰り道、近くにある竹材店に買い物にいった。

 

近くを通ったら買いにこようとずっと思っていた

手熊手と大熊手と大箒を買った。

そしたらおばちゃんが、「これ持っていき」

と、手箒を一つプレゼント。

何を買っても、いつも 「これ持っていき」

と、手箒を一つくれる。

 

同業の誰と話をしていても、みんな同じ事を言う。

ここを知らない植木屋さんに今まで会った事がない。

 

うまく言えないけど、長生きして欲しいな。

 

 

 

 

 

f:id:niwashikanedaya:20191115215937j:plain

 

面白い格言?を見つけた。

 

誰が考えたのか知らないけどよくできているなー。