何屋さん??
先日行ったタイル表面の白華除去作業。
before
after
白華とは、セメントに含まれる成分が炭酸カルシウムとして溶け出し、それが表面で固まったもの、かな。
一応そんな説明がされているけど、ハッキリとした原因はよく分かっていないみたい。
セメントを使ったモノから出てくるから、擁壁やコンクリート打ちっぱなしの壁、ブロックの目地、タイル目地、モルタルで仕上げてあるもの、などのセメント成分から溶け出してきて表面が白くなってしまう。
今日の住宅において、家は木造でも壁、階段、目隠し、門柱、玄関アプローチ、ガレージなど、外構や家の周りの殆どはモルタルを使用しているので、あらゆる場所でこの白華が見られる。
場所、使い方、他の材料や資材、またそれらを構成する素材などとの関連性など、とても複雑で分野が広大だし、そこに酸性雨や紫外線、経年劣化により変化してくる化学物質のナントカカントカなどなどが難しく、白華の原因を「これ」と特定するのが難しいのだと思う。なので溶け出した炭酸カルシウムを除去するには強酸性の液剤が多いみたい。
この画像の部分とあと少しだけでほぼ1日かかったが今回は上手くいった方だと思う。
除去する液剤がタイルを変色させてしまったりする可能性もあるし、白く浮き出た箇所を削る作業をしているうちにタイルを傷つけたりしてしまう可能性もあるからいつも上手くいくとは限らない。
剪定シーズンのこの時期に、1日ずっと壁に向かい合ってる自分が面白すぎた。
偶然にも作業させて頂いているお宅の斜め向かいでは植木屋さんがお庭の剪定をされていて、、、そこと自分の感じもとても面白かった。
それは置いといて、実際の所やってもあまり効果が出にくい作業なので、思っていた以上に綺麗になったと思うし、お客様にも喜んで頂いて本当によかった。
めでたしめでたし