可愛い顔して実は侵略的外来種。
お盆前から2週間程続いた雨の多い天気の影響でパタパタしている。
天気の事なのでどうしようもないし、仕方がない。
ずっとこんな考え方だった訳じゃない。
この仕事をしてから、いつの間にかこういう考え方に変わっていたのだと思う。
今日は宇治市内で剪定と除草のお仕事。
年間何日かお仕事させて頂いているここのお宅はまるで森の様に、たくさんの木々が
自由に大きくなっている。
で、大きくなり過ぎているので毎回テーマを決めて作業をしている。
知らない間にランタナ(七変化ともいう)がどこからともなく生えてきたそうで、
今では敷地のあちこちに生えている。
色も綺麗でとても可愛らしい花だけど、この植物はその繁殖拡大力の強さから世界の侵略的外来種に登録されているし、「環境省の生態系被害防止外来種リスト」 にも登載されているし、原産国は南米などの熱帯植物なので、暖かい地域では爆発的に繁殖する事が指摘されている。
数年前沖縄に行った時、自分の胸ぐらいの大きさの(こちらではあり得ない大きさ)の
めちゃめちゃ大きなランタナの株をいくつも見たのを思い出す。
あの繁殖力でこの大きさは少し恐怖を感じる。
そういえばこちらで見るランタナも、数年前よりも大きくなった株をよく見かけるし、
見る場所も増えてきたな。ま、ホームセンターでもポットで売っているからねー。
大きくなるのが早すぎて手に負えくなったという話もよく聞く。
気候が毎年暖かく変化してきているから、京都でさえランタナにとってよりもっと
繁殖し易い環境になって来ているんだろうね。
細かい棘があるので枝を持つと痛いし、枝は硬いし、切ってもすぐに生えてくるし
大きくなって広がっていくのがとても速い。毛虫にやられているのは自分は見た事
がない。一株の花の後にできるたくさんの実(み)は、小鳥が食べて運んでくれる
あちこちに生えている様子を見ると発芽率も高いんじゃないかな。
こうやって並べてみると繁殖し易い理由がたくさんある。
明日は、、、同志社大学の近くで犬走りの改修のお仕事。