また来年、梅の花の散る頃に!
昨日は剪定のお仕事。
去年に引き続き2年目のお宅。
柿、キンモクセイ、槙、フヨウ、レモン、サルスベリ、ツバキ、玉柘植、サツキ
コノテガシワの生垣など。
自分のお客さんの中では王道の方。
ここのお客さんはこだわりが一つだけあって、
「 コノテガシワの生垣は鋏で涼しげに透かして欲しい 」
去年初めて伺った時に最初にこれをおっしゃった。
かなり強い思いだとすぐに感じた。
前庭と裏庭があって、去年は裏庭から始めたから、今年は前庭から始める事にした。
つまり、コノテガシワの生垣から始める事にした。
自分が手入れをさせて頂くまでは刈込みだったらしいから、急にキツく枝を落とされて
びっくりしてもアレなので、去年は軽いめに鋏を入れた。
一年後、特にってる様子もなくとても元気だったので結構思い切って切った。
思ってはいても、お客さんの大義名分があるのとないのとでは全然違う。
奥さんはそれを望んでおられたのでかなり攻めさせてもらった。
こういう機会もそうそうない。
奥さんは花が大好きで、花が咲くのを何より楽しみになさっている。
掃除をしたい場所にシャガが2株だけ花芽を付けていた。
「 絶対に折らないでね 」
シャガはすぐに折れてしまう。花芽を折ってしまうリスクを冒すくらいなら
そこは掃除しないでおこう。という選択肢をとった。
ここの奥さんは掃除をピカピカにする事より、寒冷紗や落ちてきた剪定ゴミで花が
傷ついてしまわない様に配慮する方が大切。
ここテストにでるよーー!(笑)
最後の挨拶の時。
「 また来年。梅の花が散る頃に伺います 」
なんてお洒落な言い方だろう!