我が家にいるカブトムシのメスが死んだ。
少し前、つがいで飼っているカブトムシのメスが動かなくなっているのを発見した。。。
お盆休み中、保育園で飼育しているカブトムシの世話をする人が居ないので、と
お盆休み中の期間限定で我が家にツガイでやってきた。
預かっている期間中の食事担当は3歳弱の娘の仕事。
毎日2匹のカブトムシの様子を興味深く観察していた。
動物や虫を飼っていない我が家。娘にとってはかなりいい体験をさせて頂いた様に感じた。
我が家で飼育する最終日の朝、娘の経験値の為にカミさんと話し合って預かっているカブトムシを引き取らせてもらえないか?と保育園に交渉してもらった。
結果はOKだったみたいで、
それが決まって迎え入れるにあたって失礼のない様に、仮住居の今よりやや大きめの本宅と、暇にならない様にと木のオブジェとゼリー状のエサをすぐに買いに走った。
最初はやる気に満ち溢れて世話をして、「カネダ カブトムシ」という名前も付けていた娘だったが日に日にだんだんと興味は薄れいき、次第にエサ遣りと霧吹きでの散水は自分の朝のルーティーンの一つとなっていった。
やはり世話をする事によって、2匹のカブトムシに自然と情が湧いてくるのがわかる。カブトムシのちゃんとした飼育は2人とも人生初だったので、様子がおかしかったり分からない事や疑問がでてくるとすぐにネットで調べてその都度知識を上書きしていった。
我が家に来た当初の夜は、昼間とはまるで違う生き物。そう、まるでゴキブリの様にあれ程キビキビと機敏に動いていたのに、8月も終わりに近づくと段々と動きが遅くなり、この本宅の中で何があったのか分からないが、足の先のツメ?の部分が一本、また一本と無くなっていったり、オスに至ってはブルブルとよく震えてもいた。
なんたってやっぱり明らかに動きが鈍くなってきて、エサの減り具合があからさまに変わった。あとは、昼間の隠れ方が雑。(笑)
隠れ方が雑すぎて全然潜れていないから!(笑)
日に日に弱っていく2人の様子を見て、もう遠くはないだろう、と覚悟はしていた。
少し前なんか車での移動中に、動かなくなって死んでると勘違いしたカミさんからのLINEをみて、信号待ちの時に溢れてきた涙で前が見えなくなった事だってある。
メスが亡くなる前日の夜は、夫婦?揃ってずっと寄り添っている様子を見た。
それを見たから、「ああ、きっと自分の最期を悟ったからああやって寄り添っていたのだ」「最期のお別れを言っていたのだ」と、感傷的にもなってしまう。
虫にそんな複雑な回路はないし、人間でいう知能というものは虫にはない。とよく聞くが、自分はそうは思わない。自分達人間にそれを理解する知能がない。理解する術を持っていないだけなのだ。科学の限界ていうヤツだと思う。驕ってはならない。
先日小さな社会貢献で成分献血をさせてもらったのだが、血漿は4日、血液は3週間程しか保存できないのだとおっしゃていた。そう、これだけ科学が発達したとは言え、血液でさえまだ人間は作る事ができないのだ。小さな虫だって、例え蟻にだって、知能はあると思っている。また、そういう考え方の方が夢があって好きだ。
少し前にチラシを配らせて頂いた伏見区の桃山からお電話を頂いた。夕方になってしまったけどお見積りに伺う。スピード感を持つ事はかなり大切。
お仕事をさせて頂く事になった。
有り難い。