流しの植木屋。

昨日から伺っていたお宅を今日終えた。

表のお庭と裏の雑木林を昨日に終えて、今日は裏のお庭。

ここもボーボー。草とあらゆる植木が伸び放題。数年手を入れていないとか。

最初のお見積りの時に予算の範囲内で、というお話だったので

その範囲内で作業させて頂いた。

終わったのでご挨拶をしに行くと、代金を今お支払い頂けるとの事。

 

お支払い頂く金額の確認をしているとなぜか話が嚙み合わない。

何度ご説明してお話しても伝わらない。

しまいには、

「 でも3人でしょ? 」

「 一人前の腕の植木屋さんでもこれだけあったら十分だろう 」

的な事をおっしゃった。

 

絶句したあと怒りがこみ上げてきた。

通りすがりの植木屋さん(流し、というらしい)

が声をかけてきた時にその方に切ってもらっているらしいが、

その ” 流しの植木屋さん "  がどういう方なのかは知らないけど

いっちゃ悪いが、連絡先も名前も明かさない無責任な植木屋さんと自分は違う。

剪定後に枯れた場合や後のクレームがあった場合はどこに言うの?

 

それに、自分の剪定料金を人に決められる覚えはない。

自分の価値は自分で決める。

それに納得して頂いた方が依頼して下さっているのだと思う。

といっても、料金は決して高い訳ではないと思う。適正価格。

 

最後になって、ただでさえ安すぎる代金に、消費税込みにしてくれとか言い出した。

もーーー、ほんとに。  あの言葉が奥歯まで出てきた。 

今も、一度打ち込んだ文字を見てさすがにアレかと思って消したけど、、、

 

ほんまクソみたいな奴やったわ。(これでも十分控えめ)

 

 

まぁそれも個人の価値観なのか。

 

言った言わなかった、聞いた聞かなかったの話になるので

ご主人がおっしゃる金額だけを頂く事にした。(もちろん税込み)

けど、、、

学生のアルバイトじゃあるまいし、

いい大人が自営業を営んで、車や機材などを購入して維持していくのに

そんな金額でどうやって家族も養って生活していけるのか。

長年生きているんだから普通に考えたらわかるだろう。

 

悲しくって、ショックで、腹が立って、よく分からない感情になった。

 

振り返れば伏線はあったかも。

ご主人はかなりのご高齢だったので、話を差し上げる時は、言葉を選んで

かなり神経を使って話していた。つまりはこういう事だったのだ。

自分の認識が甘かった。

 

これはいい勉強になった、と考えよう。

毎回お見積書を作るのは少し硬すぎるよなー。

お見積りの時に書面に書き落とす場合が必要な時もある、という事だ。

 

 

本当にクソみたいな奴だった。

 

お昼にチラシを見たとお電話頂いたので終わってからお見積りに伺った。

来週伺う事になったこちらのお客さんはすぐに了承して下さって

お宅に伺って3分も居なかった。

 

結局は価値観なのね。