庭師の造ったお庭を違う庭師が掃除する。
今日は、先日チラシを見たとお電話頂いた伏見区内のお宅へ剪定に伺った。
伏見区とは相性がいいみたい。
お見積りに伺った時は家の中を通ってお庭を見せて頂いたのだが、
居間からお庭を見た瞬間思わず声を上げた。
杉板の塀に囲まれたお庭は、晴れているのに庭木によって少し薄暗く、
土は緑の地苔で覆われている。
もうこれだけで別世界。
緩急のついた山や谷のある地形は、
雨が降れば水は地表を伝って海に流れていく仕組みになっている。
素晴らしい。
奥様に聞くと、
50年程前に家を建てられた時に庭師さんにお庭を作ってもらったそうな。
流石っ! というしかない。
庭師さんが作られた時のお庭を知らないが、
数十年後のお庭を想像して作られたのだろうか。
もう聞けないだろうけど、聞けるのならその庭師に聞いてみたい。
自分もこういうお庭を作ってみたい。
そしてその素晴らしい苔庭の写真を撮り忘れるという信じられない痛恨のミス。
2階の屋根まである樹高の槇を伐採。
50年という月日は長いみたいで、全ての庭木が大きい。
伐採させて頂いた槇は幹の径が30センチもあった。
そんなボリュームでも割と早く終わると思っていたが全くそんな事はなかった。
ゴミを載せに軽トラの止めてある場所まで往復50メートル。
と、その途中に電車の踏切があるんだけど、本数が結構多くって
何度も何度も足止めをくらう。たぶん2回渡れば一回は遮断器が下りている。
作業は結局夕方までかかった。
それでもお客さんが喜んでらっしゃってたから良かったな。
掃除もぴかぴかにさせて頂いた。
その写真も撮り忘れたのが本当に残念。
また呼んで頂くのを期待して、、、。