まるで映画のワンカット。
今日は雨なのでお休み。
ずっと前から献血にいかなければならない衝動(笑)に駆られていて、
それと少し前から見たい場所があったので、京都市内の街中へ。
京都市内は本当に駐車場が高い!!
車で走っていると目に付くのはコンビニとコインパーキングばかり。
景観も何もあったモノじゃない。
なのにコインパーキングは高い!!
同じ並びにあっても料金設定は全然違ったりするし、書き方が分かりづらい。
(たぶんわざとそうしてると思う)
そして大事な所は小っちゃい字で分かりにくい所に書いてあったりする。
(確信犯というかむしろ詐欺。)
「 最大料金はございません。 」という、
丁寧な言いまわしでエグい事を書いてある看板もよく見かける。
駐車場の事とかを考えるのも邪魔臭いし、
一人の時間を楽しむ事もできるし、今日は電車でGO
電車に揺られながら思い出した。
地方から京都に出てきている知り合いの植木屋さんのご両親が、息子さんに会いに来るついでにと、車で社寺仏閣の観光に回られた時の話。
一つのお寺に行くと、当たり前の様に拝観料と駐車場代がかかる。
2つ3つと回ると、もちろん2倍3倍とかかってくる。
おまけに特別拝観エリアなるものもあって、そこに入るには別料金を払わねばならない。馬鹿にならないと嘆いておられたとか。
聞いていてとても申し訳ない気持ちになった。
数年前、東福寺に行った時の事。
自分の目の前にフィリピンから来た大家族の方たちが居た。
方丈庭園に入ってみようとしたけど、ワンパーソン毎に拝観料が必要だと知ると、
みんなで話し合って、中学生位の息子一人だけを入場させる事にしたみたいだった。
自国から離れた外国に来ているのに、家族みんな入れないなんて、、、。
おばあちゃんが一眼レフカメラをその息子の首にかけた場面が今でも忘れられない。
その時もなんだかとても悲しくなって、申し訳ない気持ちになった。
宇治市内にはないから買う事ができない、大きい本屋さんじゃないと置いていない
様な本を大人買いしたり見たかった所を見に行ったり。
そして、今日のメインである献血へ。
雰囲気ありすぎでしょ。
まるで映画のワンシーンの様。
この長い通路の一番奥に献血ルームがある。
何か出てきそう(笑)
雰囲気があり過ぎて、初めてこれを見た時は怯んで進めなかった。
次は蝉の鳴く頃に協力させて貰おうかな。
槙の木に思う事。
今日は、去年の年末?くらいに、
「 今の時期に伺います! 」
と約束したお客さんの所へ剪定のお仕事。
なぜ今の時期なのかというと、お家のシンボルツリーに桃の木がある。
毎年桜の花が終わる頃位に見頃を迎える、とお聞きしたので、
それではお花見を楽しまれてから伺います、と、この時期になった。
シマトネリコとモミジと桃の木と槙。
モミジ以外はどの木もそれなりに大きい。
少し離れた場所にあるシマトネリコの剪定から始めた。
少ししてから、「 え? これって早く終わるんじゃないの?? 」と感じ始めた。
金田くんの悪い癖。
なんでいつもそう思うかな。どうしてなのか、いつもすぐに終わると思ってしまう。
その逆に働いた事は今までない。
なので、無意識に自分を追い詰めてしまう癖がある。
Ḿ ?
いやいやいや。
そういう事じゃなくって。
でも去年見積もりに伺った時は正しく見積もりをさせて頂いたので、無問題。
大きな、というか、枝数の多い槙だったのでかなり時間がかかった。
お客さんのリクエストであれば話は別だけど、
今までの自分だと、槙の様な針葉樹を刈り込むなんてあり得ないと思っていた。
けど、今日の槙は鋏で透かすのがいいのか刈り込むのがいいのか、とても悩んだ。
結局は鋏で透かしたんだけど、その最中にも脚立から降りては見ながら、どうしようかと悩んだ。
最後まで悩みながら剪定した。
お客さんには申し訳ないが、なんだかモヤっとした槙に仕上がった気がする。
ずっと昔に聞いた「 迷って造った庭は迷った庭になる 」を思い出した。
確かにそうかも知れないけど、今日の槙は違う。
自分はベストを尽くした。
ただ、今まで違う人が手を入れていた庭木を自分の感じる様に作り替える時は
こういうものだ。たった一回の鋏で作り替える事はできない。
要らない枝を抜いて新たに芽吹かせて、の繰り返しで、せめて3年はかかるだろう。
その最初の年なので、迷っているのではなく、作り替えている途中。
3年後にはなんとかいい形にしたい!
と思いながら初めてのお客さんの庭木を剪定させて頂いているのを思い出した。
でも、来年この槙をまた切らせて頂けるのなら、鋏で透かすのか、玉散らしにするのか槙の前に立ってもう一度考えると思う。
もちろん庭木の個性や樹形を生かして剪定するべきだし、
槙は槙らしく、梅は梅らしく、赤松は赤松らしく。
この考えに変わりはない。
ただ、これはこうしなければならない、という決まりはない。
建物や背景も含めた全体のバランス、というのも考えて剪定の方法も選ぶべきだと。
剪定もまた石組みや作庭と同じで、とらわれ過ぎてはいけない。
つくづく奥の深い仕事だなー。
現場の下見とお見積り。
最近は外構工事をしたり、庭木の剪定をさせてもらったり。
昨日は大阪の樟葉という所まで外構の下見に行ってきた。
予算のない現場なんて、ないのは分かっている。
常に予算があっての施工になる。
このお宅も初めに聞いていた予算の金額だけでいくと決して安くはない金額。
だけど実際見に行ってみると...
かなり大変な予想。大変だと思われる。
というか、家本体の工事をする前の、一番最初にやっとくべきだった事が全て残って
いた。今となっては家が建ってしまっているのでどうしようもないが、機械が使えないので、多くが手作業になってしまう。物理的に可能、不可能という事もあるけど、基本的には機械は省力化の為とコスト削減の為使う物なので、それが使えないとなると人件費が嵩み、結果として高いものとなる。
庭のお仕事や外構工事に限らず、施工する順番と順序を間違えるとエラい事になる。
今回見させてもらった現場がまさにそれ。
見積りを させて貰ったが、工務店?の方との金額の差は結構大きいし、希望額を大幅に上回っている。擁壁工事やブロック解体、ブロック施工、土留め工事など、しなければならない施工内容は決まっているからどうする事も出来ない。
もしよろしければ、と一言添えておいた。
明日は伐採と剪定のお仕事。
去年お客さんのお宅に植栽をさせてもらった時に余った1株をウチにも植えた。
去年はあまり花を付けなかったけど、今年はシバザクラが綺麗に花を咲かせている。
お客さんの所のシバザクラも満開で、もう既に花壇から零れ落ちそうな程広がっていた。とってもいい感じになってきた。きっと家に帰るのが楽しくなるだろうと、勝手
に思っているけどそうであればいいなー。
地域情報誌からのお客さん。
一昨日は初めてのお客さんのお家で、剪定や枯れ木の伐根。
昨日も同じお客さんのお家で新たな植栽をさせて頂いた。
奥さんはお茶をなさってるとお聞きしたので、事前にお茶花をリストに挙げて
その中から、ワビスケ、ヤマアジサイ、ムラサキシキブを選んで頂いた。
お見積りではヤマアジサイの一般的な一株の価格を記載したけど、造園資材屋さんに
調達しに行ってヤマアジサイを選んでいた時、光って見えるのが一株だけあった(笑)
他のでもいいんだけど、あそこに植えるヤマアジサイはコレ!と
もぉ頭の中でイメージが出来上がってしまった…。
これを植えたい!!
いわゆる一目惚れ。
こうなると他のでの代替えは考えられないので、予算とかは関係なくなってしまう。
往々にしてこういう事はよくある。
当たり前だけど植木も人間と同じで、同じ木は2本としてなく、
出会った樹木は目の前にある唯一そこにしかない。
値段を見ると普通のヤマアジサイの6倍…。
一般的な金額でお見積りしたので、予算の6倍でもある。
マジかーーーーっ
風の通り道でもあり、日中はほぼ日が当たる、割と過酷な環境。
伐採したオリーブは去年の台風で幹が傾いたまんまになっていた。
年々自然の被害が大きくなってきているけど、元気に逞しく育って欲しい。
しんどくても辛くても、水が足りなくても多すぎても植物は声を発さない。
綺麗な花をつけてくれたり元気に伸び伸びとしている姿を見て、
「元気にしてるみたい。よかったー。」となるんだと思う。
だから、植栽をさせてもらったお宅へはまめに見に行くように心がけている。
なんか、まるで植木屋さんみたいな事を言っている
リピート。
今日は大きなキンモクセイを小さくしに京都市内のお客さん宅へ。
つい先日、部屋内の床を解体して土間を打たせてもらったお客さん。
「 実はあの人、庭屋さんなんです 」と工務店の方が話をしたら、じゃあキンモクセイもお願いして欲しい!と言って下さったみたい。
有り難いこっちゃです。
前に切ったのが3年ほど前らしく、今回も3年ほど切らなくてもいい様にバッサリと
切って欲しいと。
3年かどうかは分からないけど、かなり大胆にバッサリと切らせて頂いた。
ついでにお願いします。と
かなりしっかりした鉄のアングルの切断と撤去も頼まれた。
背丈が2.5m位の足があって、その上に1m x 4.5m 位のアングルが乗っていた。
細かく切断するのが邪魔臭いのでそのまま載せて鉄くず屋さんまで走った。
植木に限らず何でもします!(笑)
何ハラ?
以前に外構の一部と植栽をさせて貰ったお家で、外構のやり直しというか
作り替えの話が出ているので、現調に行ってきた。
建物も外構を含めた全体の雰囲気もクールでカッコいい。
何がどうしたんだろう??
お話を聞いていると、こういう事。
お家の周りに栗石が敷き詰めてある。
近隣の方から、
「 もし地震が起きたら接地している道路側に崩れてくるのではないのか? 」
と安全性を問われたとの事。
はっきりいって余計なお世話。
もしも~たらればの話。
自分が一番嫌いな話の類。
それを言い出したら、地震でずり落ちた屋根瓦が落ちてきて人に当たるかも知れないし、古いブロック塀が倒れてくるかも知れないし、少し高い所に置いてある植木鉢が落ちてきて人に当たるかも知れない。カーポートの屋根が剥がれて飛んで行って他の家に直撃するかも知れない。
分別なく何でも危ない危ないと、馬鹿の一つ覚えの様に騒いじゃって。
じゃあそれらの疑いのあるものを片っ端から撤去させていくのですか?
去年の台風の脅威を見たからといって、トタン屋根は全て撤去さすの?
屋根瓦がたくさん落ちたけど、危ないからといって全ての屋根瓦を撤去さすの?
そんな事をいったらキリがない。
もーねー、本当にウンザリする。
て、何に?
グローバルスタンダードで言うと、地震が発生する構造と原因はとても複雑で、一つの事象が起こったからそのまま地震が起きる訳ではない。もっと複雑で、地震が起きるには色んな出来事に起因する。分析をする事は自由だけど予測は不可能。というのが一般的な考え方。プレートの境い目や地殻の下を見た人が一人でもいるのか?
日本がやっているのは予知の様なもの。と言われる。
占い?
それに多額の国費をつぎ込み続けている。
地震予知に関連して、その分野で研究している人や携わっている人がたくさんいる。
それに乗っかった防災グッズも沢山販売されている。
れっきとしたビジネスの分野。
地震の危険性を過剰に煽って人にパニックを起こさせ、その様子をここぞとばかりに
伝えたいマスコミと、まんまとそれに乗せられている人たち。
施工していて危険だと感じる認識はなかった。問われるまでは。
平たく並べてある栗石が崩れ落ちるならば、それより前に鉄筋も入っていない垂直に積んである石垣や背の高いブロックの方が崩れると思うけど。
お客さんも大変だな。
新しく他所から来たから、昔からいる地の人とは上手くやっていかないと。
という考えはきっとあるはず。
桜祭り。
日曜日は自分が参加させてもらっている
京都桃山ライオンズクラブが主催する桜祭りがあった。
気温も天候も桜の咲き具合も申し分のない日だった。
家族3人で出掛けたかったけど、今年はどうしてもこのアクティビティに参加したかったから、カミさんとお嬢ちゃんには悪いと思いつつ、桜祭りに参加した。
これは朝の8時前。
まだ始まる前に川沿いを1人ふらりと散歩している時に撮った写真。
歩いている人はまだ殆どいない。
静寂の中の満開の桜はとても艶やかで美しく感じる。
カメラワークは置いといて、対岸の酒蔵の建物と水面に映った景色が本当に綺麗。
8時過ぎから目印の旗を立てたりイベントの準備やゴミ箱の設置などを始める。
気が付けば桜祭りが始まる時間になっていた。
途中、一緒にいたクラブの先輩にこのお祭りの事を聞いた。
元々はこの川沿いには桜の木はもとより何もなく、荒れていたみたい。
「 何とかしたい。どげんかせんといかん。」
と思った先輩方は考え、ソメイヨシノやユキヤナギを川沿いに植樹されたそう。
まだ幼木だったソメイヨシノが数年後に大きく成長したのを見て、桜祭りを開催しようじゃないか、となったそうです。
初めての桜祭りは知名度も低く、来場者もそんなに多くなかったそうですが、13回目
の日曜日はとても多くの人で賑わっていました。
何もなかった場所に植樹をする事から始めて、その場所でお祭りを開催するまで大きくするなんて、クラブの先輩方のアイデアと行動力に感動した。
十数年前のこの場所で、誰がこの事を想像できたんだろう?
地域の皆さんの協力と理解があったから成しえた事。
ボランティア活動の力の大きさと、幅の広さを実感した。
素晴らしい。
お祭りが終わった夕方。
お昼過ぎから散り始めた。
桜吹雪になっている時もあった。
やっぱり風情があってよろしいなぁ。